料金は、月々の金額だけでは分かりません

パーソナルの広告には、月々◯円という数字が大きく出ていることがあります。あれは月謝ではなく、クレジットカードの分割払いの金額であることが多いです。手数料が乗るので、払い終わるまでの合計は、思っていたより大きくなります。

東京都の消費生活相談でも、この見え方をめぐる相談が届いています。今日申し込めば入会金が安くなる、という話と一緒に出てくることも多いです。急かされても、いったん持ち帰っていいですよ。

夜のダイニングで、ジムの料金をノートに書き出しているところ

紙に書き出しておきたい7つ

  1. 入会金がいくらか。税込みか。
  2. コースの本体価格と、回数と期間。
  3. 食事のサポートは、料金に入っているか。
  4. ウェアやタオルのレンタル代。
  5. プロテインなどをすすめられるか。
  6. 分割の手数料。年率と、合計でいくらになるか。
  7. 途中でやめたときに、いくら返ってくるか。

分割の手数料は、思ったより大きい

例で見てみます。24万円のコースを24回の分割にして、手数料が実質年率15%だとすると、毎月の支払いはおよそ11,600円。払い終わるまでの合計は約28万円になります。月々1万円ちょっと、という見え方の後ろに、4万円近い手数料が乗っている計算です。

分割で払うこと自体は、悪いことではありません。ただ、広告の月々◯円を見て安いと感じたときは、それが何回払いで、合計いくらになるのかを、契約の前に確かめてください。お店の人に「総額でいくらですか」と聞いて、すぐ答えが返ってくるかどうか。それも、お店を見きわめる目安になります。

目安の置き方

2026年8月の時点で、よく見かける金額の幅です。お店やキャンペーンで変わるので、最後は公式サイトで確かめてください。

種類よく見る支払い家計から見ると
コンビニ型月3,000円前後1年で4万円弱。まずは入口として。
24時間月5,000〜10,000円自分のペースで続けられる人に。
女性専用の月額月6,000〜15,000円安心して通える環境の分の費用。
パーソナル2ヶ月16回で20〜35万円ほど分割なら、合計額を先に確かめて。
カウンセリングの席で、料金表の説明を受けているところ

1回あたりに直すと、比べやすくなります

種類の違うジムは、月額と総額のままだと比べにくいです。そこで、総額を通う回数で割ってみます。たとえば入会金5万5,000円に16回コース27万5,000円のパーソナルなら、合計33万円で16回。1回あたり約2万円です。月3,000円のコンビニ型に週2回通えたら、1回あたりは、およそ350円。

マンツーマンの指導と、マシンを自由に使うのとでは、受け取るものが違うので、値段だけで決める話ではありません。それでも1回あたりの数字を知っておくと、この金額を払って自分は何を受け取りたいのか、が考えやすくなります。

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個室パーソナルの例です。総額は、必ず公式サイトで確かめてください。

大人のための銀座プライベートジム【MIO STILE】

パーソナルトレーニングジム【トリプルM】

食事とプロテインで、あとから増える分

食事のサポートが料金に入っているかどうかは、お店で違います。コースとは別料金のお店もあれば、期間が終わったあとのサポートが有料で続くお店もあります。契約の前に、どこまでが料金のうちなのかを聞いておいてください。

プロテインやサプリをすすめられることもありますが、契約の日に買う必要はありません。月5,000円のサプリを2ヶ月続ければ1万円。買うと決めたなら、その分も総額の紙に足しておきましょう。

途中でやめたときのお金

エステや語学教室には、法律で中途解約のルールが決められています。ジムの多くはその対象に入っていないので、途中でやめたときにいくら返ってくるかは、契約書に書いてあるとおりになります。ここは、お店によってかなり違います。

だから契約の前に、「8回通った時点でやめたら、いくら返ってきますか」のように、具体的な数字で聞いてみてください。その答えが契約書のどこに書いてあるかも、一緒に見せてもらえると安心です。やめ方のことは、別のページに詳しく書きました。

返金保証は、条件まで読んでから

返金保証があるお店でも、無条件ではありません。決められた回数に通うこと、食事の報告を続けることが条件になっている場合があります。大事なのは、その条件を毎日の生活のなかで守れそうかどうかです。むずかしそうなら、保証があるからという理由で決めなくていいと思います。保証の条件が契約書とは別の紙に書かれていることもあるので、もらった書類はぜんぶ持ち帰ってください。

最後は、月の家計に置いてみる

書き出した総額を、月の家計に並べてみてください。ボーナスをあてにしない形で払えるか。もし通うのがしんどくなっても、払い終わるまで続く支払いに耐えられるか。ここで苦しくなりそうなら、まず月額のジムから始めるのも立派な選び方です。体験の日に何を聞くかは、次のページにまとめています。

体験の日に聞くこと